メニュー

上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査

上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査とは、細い管状のカメラを鼻や口から挿入し、胃などを直接観察する検査です。
通常、「胃カメラ」といいますが、咽頭・喉頭、食道、胃、十二指腸上部までを観察します。最近増えてきている食道がんや、日本人に多い胃がんの早期発見につながることが多くあります。近年では、機器の性能があがり、苦痛も少なく、10~20分程度でほとんどの検査が終了します。

鼻からの検査と口からの検査からお選びいただけます。

当院の上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査は、鼻からの経鼻検査と口からの経口検査を行っています。

経鼻内視鏡検査の特徴

吐き気を低減した検査

内視鏡が舌の付け根を通らず、のどに触れないので、不快や吐き気を感じにくくなります。
スコープは直径5.8㎜と細く、触れられただけで強い嘔吐感が反射的に起こる舌の奥にスコープが直接当たることがないため、苦しさの少ない胃カメラ検査が可能になりました。

検査中に会話が可能

口から内視鏡を入れる場合、マウスピースを使用するので口が塞がってしまい、検査中の会話が出来ませんでした。
鼻から入れる場合には口を自由に動かせますので、検査中に医師と会話ができます。気になったことがあればお伝えください。

富士フィルム社製 LED光源搭載内視鏡6000システムを導入しました。

6000システムは、ハイビジョンでの観察はもちろん、Multi-Light-Technology(マルチライトテクノロジー)を採用しており、高出力LEDの発行強度比変更と画像処理を組み合わせることで、構造や色調といった観察目的に合わせた画像を得ることができ、微小な病変発見をサポートします。

 

 

検査の必要性・目的・方法

胸焼け、みぞおちの痛み、食欲低下、貧血などの原因を調べるため、食道~胃~十二指腸上部までを観察し、病気がないかをみます。症状がなくても、早期がん発見の検診目的で行う場合もあります。

のどを麻酔したのち、内視鏡を鼻や口から挿入して上部消化管を観察します。必要なら、小さな組織を採取(生検)して、顕微鏡で良性・悪性を判断します(専門の病理医が診断します)。

 

検査後の処置

検査後は、のどの麻酔が切れたら(およそ40分後)、水分や軽食をとってもかまいません。生検をうけた場合は、2時間くらいあけてから食事を開始してください。

 

経鼻内視鏡(鼻からカメラを入れる)検査

経口内視鏡(口からカメラを入れる)検査

 

検査に伴う危険性、合併症

のどの麻酔薬によるショック、内視鏡操作によっておこる出血や穿孔が主な偶発症として報告されており、全国集計では0.005%です。死亡率は0.0002%と低く、安全な検査です。

血栓予防薬(血液を固まりにくくするお薬)を服用している場合は、出血のリスクがやや高くなります。検査を受ける際には、お薬手帳を持ってきてください。

 

上部消化管内視鏡検査像

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME